中国 貴州省
トン族 刺繍
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貴州省トン族の刺繍です。
赤ちゃんの負ぶい布?それとも衣装? か何かをほどいた刺繍です。
左右の縫われていた部分には藍の色が濃く残っています。
この模様はなんだか「井」の字のように見えますね。

 
近づいてみると、
井の字のなかには小さな正方形が並び、
その中に花が咲いているようです。
風合いの良い細い手つむぎ木綿の藍色に
艶のある黄色い絹糸で刺されています。
うっすらと愛らしいピンクも入っていて、ちっちゃな穴も空いてます。

 
藍の上に「井」が漂っています。
井はもちろん井戸の「井」で、生命に欠かせない水を表すといわれます。
これはやはり、気のせいではなくて「井」文様では。 

 
裏面を見てみましょう。
あれっ、 一番外側のステッチの糸は裏には小さな点でしか出ていません。
表裏の表情が違って見えます。
白い小さく見えるのは、穴です。古い布ですから、
優しい気持ちで受け止めてあげましょう。

 
 近づいてみましょう。裏という感じはしませんね。
糸はきれいに始末されています。
表も裏も使えそうです。


 
このまま壁に飾っても、額装しても、
敷いてみても、何か作ってみても・・・
お出かけ鞄のなかに居てくれるだけでも、嬉しいかも。 
籠の上にふわっとも出来ます。
連れて歩くときは、落とさないように気を付けなければなりません。


 
最後にもう一度、 漂う感じで。
薄くやわらかい感触の刺繍布です。




 サイズ:44×29㎝  21g
 価格:売約済
ありがとうございました。


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