メキシコ インディオ古謡 「チョンタルの歌」 P91 アルゴドン(樹綿)より
荻田政之助 高野太郎・編訳 1981年 誠文堂新光社 |
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アルゴドン (樹綿)
綿のひとかたまりを渡された
わが家のそばに蒔いた
いずれは芽が出 伸びるだろう
種が生まれ
花が咲き
白い 白い綿が出るだろう
霧のような白い綿は拾われて
マラカテを躍らせるだろう
マラカテを躍らせるだろう
マラカテを躍らせるだろう
※マラカテ/ヨーヨーのような原理をもちいた糸紡ぎの道具。 |
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Leomer Fini (レオノ-ル・フィニ)
「夢先案内猫」より 北嶋廣敏・訳 1980年 工作舎
1907ー1996年
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《糸繰り女たち・1954年》
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孤高の幻想世界を構築するフィニの芸術的エネルギーは絵画から小説、舞台美術や衣装にもおよびます。
彼女の小説「夢先案内猫」には,白い2人の女が糸繰りをしているフィニ自身の作品が
載せられています。
沈黙の世界に渡された一本の糸、この糸には新しいモノを生み出す生成の儀式のイメージが漂います。
女性に宿る神秘は想像力の糸を産み出します。
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Louise Bourgeois (ルイーズ・ブルジョア)
「Couple」2000年
1911年 パリ生まれ 現在ニューヨーク在住
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ゴブラン織りのタペストリーギャラリーを営む母のもと、幼い頃から布を身近に暮らしてきたブルジョアは、古いタペストリーの修復作業をしていたこともあります。
柔らかなピンク色の、継ぎ接ぎだらけで宙にぶら下るカップルは、纏う皮膚、肉の塊を超越した魂のレベルで深く触れ合っているようです
2002年、ドイツ・カッセルで開催されたドクメンタ11には、ケースや網の中に収められた布の立体作品が展示され、90歳を過ぎたブルジョアの生命の輝きと喜びが満ち溢れていました。
六本木ヒルズにはブルジョアの巨大なクモ「MAMAN(ママン)」が置かれています。足元に潜り込み、見上げると、そこにはゆっくりと糸を吐き出しながら、次なる世界を紡ぐママン(母)がいます。 |
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[女神のこころ」 P39 織物をするイシチェル より
ハリー・オースティン・イーグルハート 矢輔紀子訳 2000年 現代思潮新社
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イシチェルはマヤ文明の女神で、月の満ち欠け、織物、予言、セクシュアリティ、癒し、出産をつかさどります。(略)
古代の言い伝えでは、イシチェルは世界という網の中心にいるクモでした。アメリカ先住民族のイコロイ族にも似た神話があり、月の満ち欠けが起きるのは月の中で老婆が永遠に織物を続けているためだといいます。インドネシアではクモは月の魂を象徴しますし、ボルネオでは月がクモに変身して世界を創造したと考えられています。また、ナバホ族の女性は織物をするとき、世界を織り上げたクモ女から霊感を得ます。もっとも、イシチェルは人間の女性として表わされることもあります。
この像は、テラコッタで、お供の鳥とともに織り機の前に座るイシチェルです。鳥は巣作りの習性から、世界中で女神と関連づけられています。イシチェルがゆったりと堂々と座っているのは、命の布を織ることに至福を感じているからです。(略)
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