|
それはこの木の棒が木の中心から作られているからです。
若い木ではダメ。柔らかい木もダメ。固くて丈夫な木の真ん中の芯の部分から作るのです。一本の木が地面に対して真直ぐに、年輪を重ねて伸びていくように、その中心から作られたイケは木の中にいた時と同じ用に回転を繰り返すのです。イケは織物の糸を紡ぐための大切な道具です。機織りはすべて女の仕事ですが、このイケを作るのは男の仕事とか。
このお話を聞いて、一本譲ってもらったあとに「また作ってあげるよ」とお父さんがお母さんに話かけていました。「イケとスティ」のように、ふたつでひとつです。
|